ここでは、PC・サーバーのデータを削除してしまった・データを消失してしまった場合の復旧の方法や注意点をご紹介します。万が一PC・サーバーのデータについてトラブルが起こった際には、参考になさってください。
PC・サーバーのデータ復旧方法は大きく分けて2種類です:
復元ソフトを利用した場合の対応方法やリスク、そして業者に依頼した場合との復旧率の違いについて解説します。
復元ソフトを利用して自分で対応するメリットはコストの安さです。
復元ソフトのなかには無料で利用できるものがあり、有料のものでも業者に依頼するよりも一般的にはコストが安く、うまく利用すればデータ復旧の費用を抑えられるでしょう。
ただ、復元ソフトで復旧できるのは限られた状況のみであり、たとえばPC・サーバーが物理的に壊れている場合は対応できません。
また、復元ソフトはPCやサーバー上で動作するものなので、PCやサーバーが起動せずほかに復元ソフトを動かせる機器を持っていない場合は利用できないでしょう。
このため後述の通り復旧率は業者に依頼したほうが高いのが一般的です。
これらの点を理解した上で利用するようにしてください。
復元ソフトの具体的な利用手順は以下の通りです:
PC・サーバーからデータを復旧する場合、一般的には復元ソフトよりも業者に依頼したほうが復旧率が高いです。
これにはいくつかの理由があります:
コストが気になる場合でも、まずは見積もりを取ってデータ復元ソフトと比較してみてはいかがでしょうか。
復旧業者のなかには無料で診断や見積もりをおこなってくれるところや、費用を成果報酬制としデータの復旧ができた場合のみ支払いが必要なところがあります。
「ついうっかり」でデータを削除してしまう以外に、ファイルサーバーのデータが消失する2つの原因があります。
論理障害とは、機器の物理的な破損ではなく、HDD内部で何らかのデータエラーが起こってデータが読み込めなくなる症状のことです。
強制終了など不完全なシャットダウンやファームウェアアップデートの失敗などによって、不具合が発生します。また、コンピューターウイルスが原因でデータを失ってしまう場合もあります。
物理障害とは、PC・HDDドライブ自体にダメージが加わって発生する障害のことです。地震や水害・火災などによって水浸しになったり、泥だらけになったりした場合に生じます。
ダメージの受け方によっては、復元がかなり困難になる場合も少なくありません。物理障害が発生した場合には、自分でなんとかするよりも、そのままの状態にし、すぐに業者に任せましょう。
物理障害、論理障害のどちらか、その他にも症状によって大きく料金は異なります。
論理障害のよくあるケースとして、ウイルス感染や操作ミスによるデータ消去などが多いです。
症状としてはOSが起動しなくなる、フォルダが開けなくなるなどのトラブルがあります。
物理障害の原因はPCを落としてしまい、HDDを傷つけてしまうものや振動、衝撃によるダメージなどが多くあります。
その他にもハードディスクの経年劣化により、物理障害が起こることもあります。
パソコンの画面がブルースクリーンになってしまった。
OSにエラーが生じたことで、データを開くことができませんでした。また、軽度のセクターエラーの発見しました。データの一部は欠損していましたが、それ以外のデータは無事に復旧することができました。
急にWindowsが起動しなくなり、データにアクセスすることができない。
軽度の物理障害に相当するセクター不良が見られました。幸い、データが保存されている領域には傷がついていなかったため、無事にデータを取得することができました。
電源を入れると画面にOperation System not Foundという文字が出て、それ以降の操作ができなくなった。
HDDに物理的な障害が発生した結果、BIOSからHDDを認識することができなくなっていました。もしも、HDDの記録面に傷が付いてしまえばその部分のデータを復旧はできませんでしたが、データを復旧することができました。
誤って必要なAdobe Illustratorのデータをゴミ箱に入れて、ゴミ箱を空にしてしまった。
MacBookの中のSSDのデータ領域を解析して、削除されたAdobe Illustratorファイルを復旧することができた。
デスクからMacBookを落としてしまい、電源が入らなくなってしまった。
調べてみると、ロジックボードとSSDが故障していた。
SSDのメモリチップを解析することでMacBook内のデータを復旧することができた。
こちらに記載してある金額は、公式HPに記載されていた最低料金なので、あくまで参考程度にお考えください。
また、ローカル保存されているファイルは誤ってデータの消去をしても、ゴミ箱にファイルが残っていれば復元可能です。
しかし、ファイルサーバーのデータは一度削除してしまうと基本的に元に戻せません。
業者に依頼してデータの復旧をしても、復旧が難しいケースが多いので注意しましょう。
2022年5月調査時点でデータ復旧協会に所属する14社の中から、データに関する専門業者であり、サービス運営・マネジメントに関わる国際規格(ISO9001、ISO27001のいずれか)を取得している3社について詳しく調査しました。
データ復旧の依頼を考えている方はぜひ参考になさってください。
オールメディア・フォーマットで
成功報酬&迅速対応を実現
引用元:アドバンスデザイン公式HP
(https://www.a-d.co.jp/datarecovery/agt/dr1168313/)
障害の種類や程度に応じて
豊富なメニューをラインアップ
引用元:A1データ公式HP
(https://www.a1d.co.jp/)
動画復元・修復において
固定料金で対応
引用元:データレスキューセンター公式HP
(https://www.rescue-center.jp/)