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データ復旧の依頼先には、機器メーカー、家電量販店、PC修理店、データ復旧専門業者などがあります。
ただし、「メーカーなら安心」「専門業者なら必ず安くて速い」と一律に判断することはできません。メーカーが自社の復旧センターで作業する場合もあれば、提携するデータ復旧会社が作業する場合もあります。家電量販店やPC修理店でも、受付店舗とは別の会社へ媒体を送ることがあります。
大切なのは、受付窓口の知名度だけでなく、実際にどの会社が、どの媒体・障害に、どの料金と期間で対応するのかを確認することです。
このページでは、依頼先ごとの特徴、症状・目的別のおすすめ相談先、データ復旧業者を比較する際のポイント、法人・官公庁が確認したい条件を解説します。
このページで分かること
データ復旧のおすすめ依頼先は、媒体の状態、保証の有無、データの重要度、緊急性によって異なります。
| 状況 | 検討しやすい依頼先 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 保証期間内の商品 | メーカー | 無償復旧の条件、対象障害、初期化の有無 |
| 対面で症状を相談したい | 家電量販店・PC修理店 | 実際の作業会社、配送の有無、対応範囲 |
| ファイルを誤削除した | データ復旧専門業者、状況によって復元ソフト | 上書き、SSDのTRIM、必要データの重要度 |
| PCが起動しない | PC修理店・データ復旧専門業者 | 修理前に初期化されないか、データを優先できるか |
| HDDから異音がする | 物理障害に対応するデータ復旧専門業者 | 開封作業、部品交換、自社作業の可否 |
| SSDが認識されない | SSD対応のデータ復旧専門業者 | コントローラー、暗号化、NVMe・M.2への対応 |
| NAS・RAIDが起動しない | RAID対応のデータ復旧専門業者 | ディスク台数、RAID構成、再委託の有無 |
| 緊急でデータが必要 | 緊急・特急対応のある専門業者 | 即日診断か即日納品か、追加料金 |
| 修理や買い替えも相談したい | メーカー・家電量販店・PC修理店 | 修理や交換前にデータを保存できるか |
| 法人・官公庁の機密データ | 法人対応のメーカー・専門業者 | NDA、作業場所、オンサイト、報告書 |
重要なデータがある場合
修理、初期化、OSの再インストール、RAIDのリビルドなどを先に行うと、元のデータを復旧しにくくなることがあります。機器を再び使える状態にすることより、データの取り出しを優先したい場合は、作業を始める前にデータ復旧の可否を確認してください。
| 依頼先 | 主なメリット | 主な注意点 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| メーカー | 保証や自社製品向けサービスを確認できる | 修理と復旧が別の場合があり、協力会社が作業することもある | 保証期間内、自社製品、修理も希望する場合 |
| 家電量販店 | 店舗で対面相談しやすい | 店舗では復旧せず、提携業者へ送る場合がある | 近隣で相談したい、ネット申込みが不安な場合 |
| PC修理店 | PC全体の故障や設定も相談できる | 初期化やストレージ交換が優先される場合がある | 起動不良、修理や部品交換も必要な場合 |
| データ復旧専門業者 | 論理障害・物理障害・特殊媒体へ対応する業者を探せる | 技術、料金、情報管理体制の差が大きい | 重要データ、重度障害、NAS・RAID、緊急案件 |
HDD、SSD、NAS、PCなどのメーカーが、データ復旧サービスや復旧業者の紹介サービスを提供している場合があります。
メーカーが自社の復旧センターで作業するケースもあれば、提携する専門業者や協力センターが診断・復旧するケースもあります。
保証期間内の製品や、データ復旧サービスが付帯した製品では、条件を満たすことで無償または優待料金の対象になることがあります。
購入時の保証書、製品登録、レシート、復旧サービスの利用条件などを確認しましょう。
メーカーは、自社製品の型番、構成、ファームウェア、保証条件などを確認しやすい立場にあります。
メーカー独自仕様のNASや外付けHDDなどでは、最初の相談窓口として利用しやすい場合があります。
データ復旧後に製品を修理したい場合や、故障品を交換したい場合は、メーカーサポートへまとめて相談できることがあります。
メーカー修理の目的は、故障した製品を再び使用できる状態にすることです。
ストレージ交換、初期化、OS再インストールなどが行われると、元のデータが失われる場合があります。必要なデータがある場合は、修理前にデータ復旧を優先できるか確認してください。
メーカーが受付を行っていても、実際の診断・復旧作業は協力会社や専門業者が担当する場合があります。
次の点を確認しましょう。
自社製品のみが対象となる場合や、軽度の論理障害だけが保証サービスの対象となる場合があります。
物理障害、他社製品、RAID、サーバーなどへの対応可否を確認してください。
製品交換や修理を伴う場合、元のHDD・SSDが返却されないことがあります。
別の業者へセカンドオピニオンを依頼する可能性がある場合は、媒体の返却条件を確認しましょう。
家電量販店やパソコン販売店では、データ復旧サービスの受付を行っている場合があります。
店頭で相談を受けた後、提携するデータ復旧会社へ媒体を送付し、診断や見積もりを行う形が一般的です。ただし、サービスの流れや料金体系は店舗・事業者によって異なります。
メールや電話だけでは症状を説明しにくい場合でも、PCや外付けHDDなどを店舗へ持ち込み、対面で相談できます。
全国展開する量販店であれば、自宅や勤務先の近くに受付店舗がある可能性があります。
データ復旧だけでなく、PCの修理、初期設定、買い替え、データ移行などを一緒に相談できる場合があります。
店頭は受付窓口であり、実際の作業は別の復旧会社やラボで行われる場合があります。
実際の作業会社、作業場所、再委託の有無を確認しましょう。
受付店舗から作業会社へ媒体を送る場合は、復旧作業とは別に往復の配送日数が必要です。
家電量販店だから必ず定額制とは限りません。初期診断後の個別見積もりや、障害区分別の料金となる場合があります。
次の費用を確認してください。
軽度の論理障害やPCサポートは受け付けても、HDDの開封作業、SSDの制御障害、NAS・RAIDなどは別の専門業者を案内される場合があります。
PC修理店は、電源が入らない、Windowsが起動しない、画面が映らないなど、パソコン全体の故障を相談できる窓口です。
ただし、PC修理とデータ復旧は目的が異なります。
| サービス | 主な目的 | 主な作業 |
|---|---|---|
| PC修理 | パソコンを再び使用できる状態にする | 部品交換、OS再インストール、初期化、設定変更 |
| データ復旧 | 故障した媒体から必要なデータを取り出す | データ解析、読み出し、部品処置、ファイル再構築 |
必要なデータがある場合は、修理に入る前に次の点を確認してください。
データを最優先したい場合は、「PCを使えるようにする前に、データを取り出したい」と明確に伝えましょう。
データ復旧専門業者は、HDD、SSD、USBメモリー、SDカード、NAS、RAID、サーバーなどから、データを取り出すことを専門とする事業者です。
論理障害だけでなく、部品交換や専用設備を必要とする物理障害に対応する業者もあります。
業者によって得意分野は異なりますが、HDDの物理障害、SSDの制御障害、NAS・RAIDなど、一般的なPC修理では対応しにくい症状を相談できます。
重要なフォルダ、写真、動画、業務データなどを指定し、優先して解析・確認してもらえる場合があります。
正式な納品や支払いの前に、復旧可能なファイル一覧、サムネイル、サンプルなどを確認できる業者があります。
業務停止や納期への影響が大きい場合、夜間・休日を含む優先対応を相談できることがあります。
秘密保持契約、オンサイト対応、作業報告書、サーバー・RAID対応など、法人向けサービスを提供する業者があります。
「データ復旧専門」と掲げていても、対応できる媒体、障害、設備は会社ごとに異なります。
公式サイトの表現だけでなく、自分の媒体・症状に対応できるかを確認してください。
成功報酬制であっても、何をもって成功とするかは業者によって違います。
必要なファイルが復旧できなかった場合や、一部のファイルだけ復旧できた場合の料金を確認しましょう。
受付した会社がすべての作業を自社で行うとは限りません。
重度障害や特殊媒体を別会社へ委託する場合は、作業場所、データ管理、納期、費用を確認します。
個人情報や業務データを預ける場合は、ISO27001、プライバシーマーク、秘密保持契約、入退室管理、データ消去方法などを確認してください。
HDDやUSBメモリーが安定して認識され、新しいデータを書き込んでいない場合は、復元ソフトを検討できることがあります。
ただし、SSDではTRIMによって削除データが消去対象になる場合があります。また、業務上重要なデータや失敗できないデータは、自己対応をせず専門業者へ相談する方が適しています。
PCが起動しない原因は、HDD・SSDだけではありません。電源、メモリー、基板、OSなどの問題も考えられます。
PC本体の故障診断はメーカーやPC修理店へ相談できます。ただし、修理過程で初期化される可能性があるため、必要なデータを優先する場合は事前に伝えてください。
「カチカチ」「カコン」「ガリガリ」といった異音がする場合は、磁気ヘッドなどの物理障害が疑われます。
通電や再起動を繰り返すと、記録面の損傷が広がる可能性があります。電源を切り、物理障害に対応できる専門業者へ相談しましょう。
SSDがBIOS・UEFIでも認識されない、容量が0バイトになる、接続と切断を繰り返す場合は、コントローラーやファームウェアなどの障害が考えられます。
SSD、NVMe、M.2、暗号化媒体への対応実績がある専門業者へ相談しましょう。
別のUSBポートやカードリーダーで認識する場合は、接続機器の問題である可能性があります。
どの機器でも認識されない、端子が折れている、水没したといった場合は、USBメモリーやSDカードの物理障害に対応する専門業者へ相談します。
NASやRAIDでエラーが発生している場合は、再起動、HDD交換、リビルドを繰り返さないでください。
メーカーサポートへ問い合わせる場合も、データを優先したいことを伝え、初期化やリビルドの前に復旧方法を確認しましょう。
複数台のHDD・SSD、RAID構成、サーバーに対応する専門業者も有力な選択肢です。
落下、水没、発熱、異臭がある媒体は、再通電によって状態が悪化する可能性があります。
乾燥させて電源を入れたり、分解したりせず、物理障害に対応する専門業者へ相談してください。
保証期間内であれば、メーカーのデータ復旧サービスや無償条件を確認します。
ただし、製品修理の保証とデータ復旧の保証は別である場合があります。次の点を確認しましょう。
業務停止の影響が大きい場合は、サーバー、RAID、仮想環境への対応実績があり、緊急対応や優先納品を相談できる業者を検討します。
媒体を持ち出せない場合は、オンサイト診断・復旧の可否も確認してください。
受付窓口と作業会社が同じか、別の会社や拠点へ媒体を移送するかを確認します。
HDD、SSD、NAS、RAIDなど、対象媒体への対応だけでなく、論理障害・物理障害のどこまで対応できるかを確認しましょう。
初期診断にかかる期間と費用、診断後に分かる内容を確認します。
基本料金だけでなく、部品代、緊急対応費、返却媒体代、送料などを含む支払総額を確認してください。
成功報酬制であっても、診断料、作業費、部品代などが別に発生する場合があります。
一部のファイルが取り出せれば成功となるのか、指定した重要ファイルが復旧できた場合を成功とするのかを確認します。
正式な支払い・納品前に、ファイル一覧、フォルダ構成、サンプルなどを確認できると安心です。
「最短当日」が初期診断か復旧完了かを確認します。特急料金と短縮できる工程も確認しましょう。
復旧できなかった場合やキャンセルした場合も、元の媒体を返却してもらえるかを確認します。
ISO27001、プライバシーマーク、秘密保持契約、作業施設への入退室管理などを確認してください。
媒体やデータが別会社、別拠点、海外拠点へ移送される可能性を確認します。
「実績多数」という表現だけでなく、媒体、障害、作業内容、復旧結果などが具体的に説明されているかを確認しましょう。
データ復旧業者の広告では、「おすすめ」「顧客満足度No.1」「復旧率95%以上」などの表現が使われることがあります。
ランキングや数値が掲載されている場合は、次の点を確認しましょう。
ランキングの順位や復旧率の数値だけでなく、自分の媒体・症状に対応できる根拠があるかを確認してください。
公式サイトの「○万円~」という料金は、軽度障害の最低料金である場合があります。
部品代、作業費、緊急対応費、返却媒体代などを含む総額を確認しましょう。
即日対応が、受付、初期診断、復旧作業、データ納品のどこを指すのかを確認します。
成功報酬制であっても、必要なデータが戻らなかった場合や、一部復旧の場合の料金は業者によって異なります。
復旧作業以外に必要な費用が、見積もりへ含まれているかを確認してください。
診断後や作業着手後に依頼を取りやめる場合、費用が発生することがあります。
日本データ復旧協会(DRAJ)は、データ復旧業界の健全化や適切な情報発信を目的とする業界団体です。
DRAJ加盟は、業界団体への参加状況や参加基準を確認する一つの判断材料になります。
ただし、加盟だけで次の項目が保証されるわけではありません。
DRAJ加盟の有無に加えて、対応媒体、技術、料金、成功の定義、情報管理体制を確認してください。
法人・官公庁では、料金や復旧スピードだけでなく、情報管理、委託範囲、社内・庁内への説明に必要な資料も確認する必要があります。
ISO27001、プライバシーマークなどの取得状況を確認します。
社外秘情報、顧客情報、住民情報などを扱う場合は、秘密保持契約へ対応できるかを確認しましょう。
媒体とデータをどの施設で扱うか、別会社や海外拠点へ再委託するかを確認します。
媒体を社外へ持ち出せない場合は、現地で診断・復旧できるかを確認してください。
業務用NAS、RAID、サーバー、仮想環境など、実際の構成に対応できるかを確認します。
業務停止の影響が大きい場合は、夜間・休日の対応、専任技術者、重要ファイルの先行納品を確認しましょう。
障害内容、作業内容、復旧結果をまとめた報告書を発行できるか確認します。
対象媒体、作業内容、料金、納期、復旧不可時の費用などが記載された見積書を受け取れるか確認しましょう。
元媒体の返却・廃棄、復旧データの受け渡し、業者側に残るデータの消去方法を確認します。
情報漏えいや紛失などが発生した場合の連絡・報告体制を確認してください。
A. 症状、保証の有無、データの重要度によって異なります。
保証期間内であればメーカー、対面で相談したい場合は家電量販店やPC修理店、物理障害やNAS・RAID、重要データであればデータ復旧専門業者が有力な選択肢です。
A. メーカーは自社製品の保証や修理も含めて相談しやすく、専門業者はさまざまな媒体・障害へのデータ復旧を中心に対応します。
メーカーでも提携する専門業者が作業する場合があるため、実際の作業会社を確認しましょう。
A. 店頭で受け付けた後、重度障害に対応する提携業者へ送る場合があります。
店舗やサービスごとに対応範囲が異なるため、物理障害、SSD、NAS・RAIDへの対応可否を確認してください。
A. PC修理店はパソコンを再び使える状態にすること、データ復旧業者は故障した媒体からデータを取り出すことが主な目的です。
修理では初期化やストレージ交換が行われる場合があるため、必要なデータがある場合は作業前に伝えましょう。
A. まずメーカーの保証内容や付帯する復旧サービスを確認する価値があります。
ただし、保証対象の障害、初期化の有無、元媒体の返却、実際の作業会社を確認してから依頼してください。
A. HDDの物理障害に対応できるデータ復旧専門業者への相談を検討してください。
通電や再起動を繰り返すと状態が悪化する可能性があるため、電源を切って保管しましょう。
A. SSD、NVMe、M.2、暗号化媒体などへの対応実績がある専門業者が有力な選択肢です。
コントローラーやファームウェアの障害に対応できるかを確認してください。
A. メーカーへ障害内容や保証条件を確認する方法と、RAID対応の専門業者へ直接相談する方法があります。
データを優先する場合は、初期化やリビルドを行う前に、復旧方法と作業内容を確認してください。
A. 必ず復旧できるわけではありません。
媒体の損傷、上書き、TRIM、暗号化などによっては、専門業者でも復旧できない場合があります。診断後に復旧可能性とリスクの説明を受けましょう。
A. 復旧率の数字だけで判断することはおすすめできません。
算出方法、対象媒体、障害レベル、成功の定義が説明されているかを確認してください。
A. 成功報酬制は依頼先を比較する一つの項目ですが、制度名だけでは判断できません。
何をもって成功とするか、必要なデータが戻らなかった場合の料金、診断料や部品代を確認しましょう。
A. 複数社へ問い合わせ、料金や対応範囲を比較することは可能です。
ただし、物理障害の媒体を何度も通電・分解すると状態が変化する可能性があります。診断方法と媒体返却条件を確認してください。
A. DRAJ加盟は業界団体への参加状況を確認する判断材料の一つです。
加盟だけで復旧、技術、料金、情報管理が保証されるわけではないため、ほかの条件も比較しましょう。
A. 技術と料金に加えて、情報セキュリティ、秘密保持契約、作業場所、再委託、オンサイト対応、作業報告書などを確認してください。
業務停止中の場合は、重要ファイルの優先復旧や緊急対応の可否も重要です。
データ復旧のおすすめ業者を選ぶ際は、知名度やランキングだけでなく、自分の媒体・障害への対応、見積もり総額、成功の定義、元媒体の返却、情報管理体制などを比較することが大切です。
本サイトでは、日本データ復旧協会への加盟状況、重度障害への対応、ISO認証、料金体系などを調査し、信頼できるデータ復旧業者を紹介しています。
2026年1月調査時点でデータ復旧協会に所属する14社の中から、データに関する専門業者であり、サービス運営・マネジメントに関わる国際規格(ISO9001、ISO27001のいずれか)を取得している3社について詳しく調査しました。
データ復旧の依頼を考えている方はぜひ参考になさってください。
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引用元:アドバンスデザイン公式サイト
(https://www.a-d.co.jp/datarecovery/agt/dr1168313/)
※参照元:アドバンスデザイン(https://www.a-d.co.jp/datarecovery/agt/dr1163113/)
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(https://www.a1d.co.jp/)
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