このページでは、「暗号化されたデータでも復旧は可能か?」という疑問にお答えします。さらに、暗号化されたデータの復旧の際に注意しなければならないポイントについてもまとめています。
このページでわかること
暗号化されたデータの復旧は非常に特殊な技術を要し、誤った操作を行うと二度と復号できなくなる恐れがあります。正しい対処法と、安全にデータを救出するための注意点を解説します。
暗号化されたデータの復旧は可能です。暗号化によってセキュリティ面を高められる一方、データ復旧を行う際の難易度も上昇します。例えば、データの一部が破損していると全体を復号化(暗号化を解除すること)できないケースもありますし、データを復旧する過程において復号化が必要になるケースもあります。
また、暗号化されたデータの復旧にあたっては、復号化させるケースに備えて用意しなければならないものがあります。例えば、暗号化ソフトやID・パスワード、起動ディスクなどです。どのようなものが必要になるかは暗号化ソフトによって異なるので、データ復旧を手がけている専門業者に相談することがおすすめといえます。
「データの暗号化」とは、記録媒体にデータを書き込む際、ある法則に従ってデータを変換してセキュリティを強化する方法です。一度暗号化が行われたデータはそのままでは読めないため、復号化する必要があります。そのため、例えば不正アクセスによってファイルを取り出したとしても、暗号化されていれば解読できず、情報は読まれません。このような仕組みによって、情報の漏洩防止に繋げられます。
暗号化の手法には大きく分けて2種類あります。1つは指定されたファイルやフォルダを暗号化する「ソフトウェアの暗号化」、もう1つがハードディスクやUSBメモリーなどデバイス単位で暗号化する「ハードウェアの暗号化」があります。中には、自動的に暗号化が行われるデバイスもあります。
ランサムウェアとは、感染した端末内のデータを暗号化することにより、利用できなくしてしまうマルウェアです。警察庁が公開している情報によると、ここ数年、国内におけるランサムウェアによる被害は右肩上がりで増加しています。
攻撃者は、被害者が資産(データ)を利用できない状態にし、復号化するための鍵を渡す対価として金銭を要求することを目的としています。近頃では、政府や病院のように特定の施設を標的とした攻撃が増えている傾向にあります。
ランサムウェアによる攻撃は世界中で行われていますが、その多くは短い時間で可能な限り多くのファイルの暗号化を行い、被害を与えるように設計が行われている点が特徴といえるでしょう。これは、被害者が暗号化の途中で気づき攻撃を阻止できた場合に攻撃者が意図したダメージを与えられないことになるため、攻撃者側としてはできるだけ早く暗号化を行おうとするためです。
2022年にはランサムウェアにより多くの被害が出たこともありました、この時に被害をもたらした「Conti」や「LockBit」のような攻撃者の手口は、暗号化の効率が非常に意識された作りになっていたといわれています。
中には、攻撃を仕掛けて暗号化を行う際、ファイルサイズや種類に応じて一部のみ暗号化する方式を採用しているランサムウェアもあります。このような仕組みの場合、1つのファイルを暗号化するのにかかる時間を短縮できるため、より多くのファイルの暗号化を行い、大きなダメージを与えられるということになります。
データの復旧を行う場合には、さまざまな注意点があります。その中でも、暗号化されたデータの復旧を行う場合には、さらに注意が必要といえるでしょう。
まず注意したいのが、「暗号化データの復旧の場合、データ復旧ソフトを使わない」という点です。通常のデータ復旧の場合は、自分でデータ復旧ソフトを使用する方法もあります。しかし、暗号化されたデータは通常のデータと構造が異なっていることから、ソフトを使ったデータの復旧が行えません。また、暗号化ソフトを使用して復号化するのもお勧めできません。不安定な状態で復号化すると、より状況が複雑になってしまう可能性もあります。
さらに、暗号化されているハードディスクが破損した場合には、ディスクチェックや他のパソコンでの操作を行うことはNGとされています。これは、暗号化ソフトを介さずにハードディスクの操作を行った場合、データ復旧ができなくなってしまうためです。中には自動的に暗号化が行われるケースもあるため、あらかじめ仕様をしっかりと確認しておくことが大切です。また、データ復旧を専門に行っている業者への相談もおすすめです。
A. 状況によっては可能です。暗号化されていても、暗号化方式・破損状況・復号に必要な情報が揃っているかによっては、専門業者の技術でデータを復旧できるケースがあります。
ただし、暗号化とデータ破損が同時に発生している場合は難易度が高くなり、復旧できない可能性もある点は理解しておきましょう。
A. 暗号化方式によって異なりますが、ID・パスワード・回復キー・暗号化ソフト・起動ディスクなどが必要になる場合があります。
これらの情報が一部でも欠けていると、復号や復旧ができないケースもあるため、可能な限り事前に整理したうえで専門業者に相談することが重要です。
A. おすすめできません。暗号化されたデータは通常のデータ構造と異なるため、データ復旧ソフトでは正しく解析できず、状況を悪化させる可能性があります。
特に暗号化と障害が併発している場合、自己判断で操作すると復旧不能になるリスクが高まるため注意が必要です。
A. ケースバイケースです。ランサムウェアの種類によっては、復号ツールが公開されている場合や、暗号化前の痕跡データから一部復旧できるケースもあります。
ただし、身代金を支払っても確実に復号できる保証はありません。感染が疑われる場合は、通電や操作を止め、早めに専門業者やセキュリティ専門家へ相談しましょう。
A. 暗号化データの復旧には高度な知識と経験が必要なため、暗号化案件の対応実績がある業者を選ぶことが重要です。
あわせて、情報管理体制(ISO27001・NDA対応)や成果報酬型の料金体系かどうかも確認し、安易に自力対応せず、早い段階で相談することが復旧率を高めるポイントです。
2026年1月調査時点でデータ復旧協会に所属する14社の中から、データに関する専門業者であり、サービス運営・マネジメントに関わる国際規格(ISO9001、ISO27001のいずれか)を取得している3社について詳しく調査しました。
データ復旧の依頼を考えている方はぜひ参考になさってください。
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引用元:アドバンスデザイン公式サイト
(https://www.a-d.co.jp/datarecovery/agt/dr1168313/)
※参照元:アドバンスデザイン(https://www.a-d.co.jp/datarecovery/agt/dr1163113/)
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引用元:A1データ公式サイト
(https://www.a1d.co.jp/)
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