ここでは、業者によるデータ復旧にかかる費用について解説します。
データ復旧にかかる費用は、トラブルの原因である障害の種類やレベル、業者の技術レベルや設備機器・体制で異なります。 また、データの障害には「論理障害」と「物理障害」の2種類があります。
保存・管理しているデータが破損する「論理障害」の原因は、「誤ってデータを削除した」「コンピューターウイルスに感染した」「フォーマットした」などです。
データに問題があり、機器自体には問題がないため、データ復旧ソフトを使えば自分で復元できることが多いです。 障害レベルは「軽度」「中度」「重度」の3段階に分かれており、データ復旧業者に依頼する場合の費用相場としては、「軽度」なら3万円程度から、重度の場合は20万円程度。状態が非常にひどい場合だと20万円以上の費用がかかるということも覚えておいた方が良いでしょう。
また、その障害のレベルによっても復旧可能かどうかが変わってくるので、「論理障害だから復旧が可能」と思わず、復旧ができないリスクもあるということは理解しておきましょう。
HDD自体が故障してしまった状態である「物理障害」の主な原因は、熱や振動、衝撃など。精密機器であるため取り扱いには注意しなければいけませんが、丁寧に扱っていても経年劣化は避けられず、年数を重ねるごとに故障する確率は高くなってしまいます。
現れる症状としては、普段ならしない音がしたり、焦げた臭いがしたり、機器本体が異常なほど熱くなったり、OSが起動しなかったりなど。気づいたときにすぐ相談するようにしましょう。
また、「物理障害」の場合は、データ復旧ソフトを使って直すことはできないため、業者に依頼する必要があります。
障害レベルは「軽度」「中度」「重度」の3段階。費用相場としては、「軽度」なら4万円程度から、重度の場合は数十万~70万円程度となっています。
「論理障害」より「物理障害」からのデータ復旧の方がやはり難しく、費用が高くなる傾向にあります。
さらに「物理障害」では、HDDの容量が大きいほど復旧費用も上がり、「HDD購入金額よりも高い」と感じる人も多いようです。これは復元すべき対象がHDDだけでなくHDD全体容量であり、費用は容量に応じて決まるためです。
ほかにも、データ復旧業者の高い技術性や設備費用がかかるといった理由も、データ復旧が高くなる理由のひとつです。
障害が重度になるほど費用は高くなるため、少しでも異変を感じたら調べることをおすすめします。
データ復旧に関してはデータ復旧業者に依頼するのが一番安心ですが、「どういうところに頼んでいいのかわからない」と迷う人もいるでしょう。
一つの目安として、データ復旧業界の健全化を目指す一般社団法人日本データ復旧協会(DRAJ)の会員を選ぶと良いでしょう。加えて、料金体系が明朗で、事前にしっかり説明してくれる業者だと依頼の検討がしやすくなるでしょう。
2022年5月調査時点でデータ復旧協会に所属する14社の中から、データに関する専門業者であり、サービス運営・マネジメントに関わる国際規格(ISO9001、ISO27001のいずれか)を取得している3社について詳しく調査しました。
データ復旧の依頼を考えている方はぜひ参考になさってください。
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引用元:アドバンスデザイン公式HP
(https://www.a-d.co.jp/datarecovery/agt/dr1168313/)
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引用元:A1データ公式HP
(https://www.a1d.co.jp/)
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(https://www.rescue-center.jp/)