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庁内NAS障害時の復旧・報告・再発防止フロー

本当に信頼できるデータ
復旧業者3選をチェック

自治体で使用している庁内NASやファイルサーバーに障害が発生すると、共有フォルダに保存している行政文書、申請書類、住民対応資料、委託業務データ、教育関連資料などにアクセスできなくなる場合があります。

庁内NASは複数部署で利用されていることも多く、障害発生時には一部の職員だけでなく、部署全体や庁内業務に影響が出る可能性があります。

特にRAID構成のNASでは、再起動やリビルド、HDD交換を自己判断で繰り返すと、復旧できるはずだったデータが取り戻しにくくなるケースがあります。

そのため、庁内NASに障害が発生した場合は、まず利用を止めること、状況を記録すること、復旧業者へ相談する前に必要情報を整理することが重要です。

また、自治体では復旧作業後に、庁内報告や監査対応、再発防止策の整理が必要になる場合もあります。

このページでは、自治体の情報システム担当者や庁内管理部門向けに、NAS障害発生時の初動対応、データ復旧業者への相談、庁内報告、作業報告書の確認、再発防止策までの流れを整理します。

庁内NAS障害で起こりやすい症状

庁内NASやファイルサーバーの障害は、突然すべてのデータにアクセスできなくなるケースだけではありません。

一部の共有フォルダだけが開けない、特定の部署だけアクセスできない、管理画面にエラーが表示される、HDDランプが点灯するなど、さまざまな形で発生します。

ここでは、自治体の庁内NASで起こりやすい主な症状を紹介します。

共有フォルダにアクセスできない

庁内の共有フォルダや部署単位で使用しているNASに、突然アクセスできなくなるケースです。

利用者側ではネットワーク障害や権限設定の問題に見える場合もありますが、実際にはNAS本体、HDD、RAID構成、ファイルシステムに障害が発生している可能性があります。

共有フォルダには、以下のようなデータが保存されていることがあります。

複数の職員が利用する共有ストレージで障害が発生すると、業務停止や住民対応の遅れにつながる可能性があります。

アクセスできない範囲が一部であっても、NAS側の障害が進行している場合があります。無理に操作を続けず、まず状況を確認しましょう。

NASの管理画面にエラーが表示される

NASの管理画面に、HDDエラー、RAID劣化、ボリューム異常、ファイルシステムエラーなどが表示されるケースです。

管理画面にエラーが表示されている場合、NAS本体が何らかの異常を検知している可能性があります。

このとき、自己判断で設定変更や初期化、ファームウェア更新、リビルドなどを行うと、状態が悪化することがあります。

エラー内容は、後から専門業者へ相談する際の重要な情報になります。表示されているメッセージ、エラーコード、発生日時、直前の操作内容などを記録しておきましょう。

HDDのエラーランプが点灯している

NAS筐体のHDDランプやステータスランプが赤色・橙色で点灯、または点滅している場合、内蔵HDDやRAID構成に異常が発生している可能性があります。

HDDが1台だけ故障しているように見えても、実際には他のHDDにも読み取り不良や経年劣化が発生しているケースがあります。

この状態で安易にHDDを交換してリビルドを行うと、リビルド中に別のHDDへ負荷がかかり、障害が広がる可能性があります。

エラーランプが点灯している場合は、HDDのスロット位置やランプの状態を記録し、HDDの順番を入れ替えないようにしましょう。

異音がする・起動しない

NAS本体や内蔵HDDから「カチカチ」「カタカタ」といった異音がする場合や、電源は入るものの起動しない場合は、物理障害が疑われます。

物理障害が発生している状態で通電や再起動を繰り返すと、HDD内部の部品に負荷がかかり、復旧難易度が上がることがあります。

また、起動しないからといってHDDを別のNASへ差し替えると、RAID構成が崩れたり、ファイルシステムが変化したりする可能性があります。

異音や起動不良がある場合は、無理に動かそうとせず、電源を切った状態で専門業者へ相談することを検討しましょう。

リビルドに失敗した

HDD交換後のリビルドが途中で止まる、リビルド完了後もデータにアクセスできない、別のHDDにエラーが出るといったケースもあります。

RAID構成のNASでは、リビルドによってデータが元に戻る場合もありますが、障害状況によってはリビルドが状態を悪化させることもあります。

特に、複数のHDDに障害が発生している場合や、どのHDDが故障しているか分からない場合、リビルドによってデータの整合性が崩れ、復旧が難しくなることがあります。

リビルドに失敗した場合は、追加のリビルドやHDD交換を繰り返さず、作業を止めて専門業者へ相談しましょう。

庁内NAS障害時にまず行うべき初動対応

庁内NASに障害が発生した場合、最初の対応が復旧可能性に影響することがあります。

業務への影響を抑えるために早く復旧させたい状況でも、再起動やリビルドを急ぐのではなく、まずは状況を記録し、利用を止めることが大切です。

利用者からのアクセスを止める

障害が発生しているNASに対して、複数の職員がアクセスや書き込みを続けると、状態が悪化する可能性があります。

特に、誤削除やファイルシステム障害が疑われる場合、同じ領域に新しいデータが書き込まれることで、復旧できる可能性が下がることがあります。

庁内NASに異常が見つかった場合は、関係部署へ一時利用停止を連絡し、対象の共有フォルダやNASへの操作を最小限にしましょう。

必要に応じて、以下の対応を検討します。

エラー内容を記録する

復旧業者へ相談する前に、分かる範囲でエラー内容を記録しておきましょう。

記録しておきたい項目は以下です。

エラー画面や管理画面を確認できる場合は、スクリーンショットや写真を残しておくと、相談時に状況を伝えやすくなります。

ただし、確認のために再起動や設定変更を繰り返す必要はありません。安全に確認できる範囲で記録しましょう。

HDDの順番や構成を変えない

RAID構成のNASでは、HDDの順番やスロット位置が復旧作業に関わる場合があります。

HDDを取り外す必要がある場合でも、どのHDDがどのスロットに入っていたかを記録し、順番を入れ替えないようにしましょう。

自己判断でHDDを差し替えたり、別のNASへ移したりすると、RAID構成情報が変化し、復旧が難しくなる場合があります。

特に、以下のような操作は避けましょう。

再起動・リビルド・初期化を繰り返さない

庁内NASに障害が発生した際、再起動やリビルドを行えば復旧するのではないかと考えることがあります。

しかし、障害の原因がHDDの物理障害やRAID構成の異常である場合、再起動やリビルドを繰り返すことで状態が悪化する可能性があります。

以下の操作は、復旧可能性を下げることがあるため注意が必要です。

重要なデータが保存されている場合は、追加作業を行う前に、NAS・RAID復旧に対応した専門業者へ相談しましょう。

バックアップの有無を確認する

障害発生後は、まずバックアップの有無を確認します。

ただし、バックアップの確認と同時に障害が発生しているNASへ書き込みを行うと、状態が悪化することがあります。障害NASへの操作は最小限にし、バックアップ先や別環境で確認できる範囲を確認しましょう。

確認したいポイントは以下です。

バックアップがある場合でも、最新データが含まれていない場合や、バックアップ自体が破損している場合があります。必要なデータが戻せるかを確認したうえで、データ復旧の要否を判断しましょう。

庁内で整理してから業者へ相談したい情報

データ復旧業者へ相談する際は、対象NASの情報や障害発生時の状況を整理しておくと、初期診断や見積もりが進めやすくなります。

すべての項目が分かっていなくても問題ありませんが、分かる範囲で情報をまとめておきましょう。

対象NASの基本情報

まず、障害が発生しているNASの基本情報を整理します。

確認項目 内容
メーカー・型番 NAS本体のメーカー名、型番、シリーズ名など
HDD台数 内蔵されているHDDの台数、空きスロットの有無
HDD容量 各HDDの容量、メーカー、型番など
RAID構成 RAID0、RAID1、RAID5、RAID6、RAID10など
使用年数 導入時期、使用期間、保守期限など
共有フォルダ構成 部署別フォルダ、業務別フォルダ、権限設定など
利用部署 どの部署が利用しているか、影響範囲
保守契約 メーカー保守や販売店保守の有無

RAID構成やHDD台数が分からない場合でも、NAS本体の型番や管理画面の情報が分かれば、業者側である程度の判断ができる場合があります。

障害発生時の状況

次に、障害がいつ、どのように発生したかを整理します。

確認したい項目は以下です。

特に、再起動、HDD交換、リビルド、初期化、ファームウェア更新などを実施している場合は、その履歴を正確に伝えることが重要です。

復旧したいデータの優先順位

庁内NASには大量のデータが保存されていることがあります。すべてのデータを復旧したい場合でも、業務上優先すべきデータを整理しておくと、相談や復旧後の確認がしやすくなります。

優先度が高いデータの例は以下です。

復旧可能ファイルリストを提示してもらえる業者であれば、必要なフォルダやファイルが含まれているかを正式依頼前に確認できる場合があります。

個人情報・機密情報の有無

庁内NASには、住民情報、職員情報、行政文書、委託先データなどが含まれている場合があります。

個人情報や機密情報が含まれる場合は、外部委託時の確認項目が増えます。

たとえば、以下のような点を整理しておきましょう。

技術的な障害状況だけでなく、情報管理上の条件も業者へ伝えることで、適切な復旧方法を相談しやすくなります。

データ復旧業者へ依頼する際の確認ポイント

庁内NASのデータ復旧を外部業者へ依頼する場合、単に費用や納期だけで判断するのではなく、NAS・RAID復旧への対応力、情報管理体制、報告書発行、オンサイト対応の可否を確認することが重要です。

NAS・RAID復旧に対応しているか

NAS障害では、単一のHDD復旧とは異なり、RAID構成の解析やファイルシステムの復旧が必要になる場合があります。

特に庁内NASでは、複数台のHDDでRAIDを構成しているケースが多く、HDD単体を取り出してもデータを読み取れない場合があります。

業者を選ぶ際は、以下のような対応可否を確認しましょう。

NAS・RAID復旧は専門性が必要な領域です。公式サイトで対応媒体や復旧事例を確認し、不明な場合は問い合わせ時に具体的な機種や症状を伝えましょう。

オンサイト対応に対応しているか

住民情報や行政文書を含む庁内NASの場合、媒体を庁外へ持ち出せないことがあります。

そのような場合は、業者が庁舎や施設へ訪問して初期診断や復旧作業を行うオンサイト対応を検討します。

オンサイト対応で確認したい項目は以下です。

ただし、重度の物理障害や専用設備が必要な作業では、オンサイトだけでは対応できず、ラボでの作業が必要になる場合もあります。

オンサイト対応を依頼する際は、現地で対応できる範囲と、持ち帰り対応が必要になった場合の管理方法を確認しておきましょう。

情報セキュリティ体制を確認する

庁内NASには、住民情報、職員情報、行政文書、委託業務データなどが含まれている可能性があります。

そのため、データ復旧業者を選ぶ際は、復旧技術だけでなく、情報セキュリティ体制も確認する必要があります。

確認項目 確認する理由
ISO27001 情報セキュリティマネジメント体制を確認する材料になる
Pマーク 個人情報保護体制の判断材料になる
ISO9001 品質管理体制の確認材料になる
入退室管理 作業場所への入退室が管理されているか確認できる
作業者管理 復旧データにアクセスする担当者が限定されているか確認できる
データ削除ルール 納品後に業者側の作業用データが削除されるか確認できる

認証の有無だけで安全性を完全に判断できるわけではありませんが、自治体が委託先を比較する際の重要な確認項目になります。

DRAJ加盟・成果報酬制・料金条件を確認する

データ復旧業界では、復旧率を過度に強調した広告や、復旧できなかった場合でも高額な費用を請求するトラブルが問題視されることがあります。

業者を選ぶ際は、日本データ復旧協会、通称DRAJへの加盟有無や、復旧不可時の費用条件を確認しておくとよいでしょう。

確認したい項目は以下です。

自治体では、稟議や内部説明のために、費用が発生する条件を明確にしておく必要があります。見積金額だけでなく、復旧不可時やキャンセル時の費用条件も確認しましょう。

作業報告書・復旧結果報告書を発行できるか

自治体では、データ復旧を依頼したあとに、作業内容や結果を記録として残す必要がある場合があります。

特に、住民情報や行政文書を含むNASを外部委託する場合は、復旧作業がどのように行われたのか、復旧後のデータがどのように返却・削除されたのかを確認できる状態にしておくことが重要です。

依頼前に、以下のような書類を発行できるか確認しましょう。

証明書や作業報告書は、単に発行できるかだけでなく、どのような内容が記載されるかも重要です。監査や庁内報告に使える内容か、事前に確認しておきましょう。

庁内NASやファイルサーバーの障害では、NAS・RAID復旧への対応力に加え、情報管理体制や作業報告書、オンサイト対応の可否も重要です。
本サイトでは、「健全」「専門」「高品質」の3つの観点からおすすめのデータ復旧業者を紹介しています。
委託先を比較する際には、ぜひ参考になさってください。

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庁内報告で整理すべき項目

自治体で庁内NAS障害が発生した場合、復旧作業だけでなく、関係部署への報告や内部説明が必要になることがあります。

特に、住民情報や行政文書が含まれる共有ストレージで障害が発生した場合は、発生状況、影響範囲、復旧対応、再発防止策を整理しておくことが重要です。

障害の発生状況

まず、障害がどのように発生したのかを整理します。

報告時に整理したい項目は以下です。

障害発生状況を整理することで、内部説明だけでなく、再発防止策の検討にもつなげやすくなります。

実施した復旧対応

データ復旧業者へ相談・依頼した場合は、どのような対応を行ったのかを整理しておきましょう。

確認したい項目は以下です。

業者選定理由としては、NAS・RAID復旧への対応力、情報セキュリティ体制、オンサイト対応、報告書発行可否、費用条件などを整理しておくと説明しやすくなります。

情報管理上の対応

庁内NASに住民情報や行政文書が含まれていた場合は、情報管理上の対応も報告内容に含める必要があります。

整理したい項目は以下です。

情報管理上の対応を整理しておくことで、監査や内部確認が必要になった場合にも説明しやすくなります。

今後の対応方針

復旧後は、同じ障害を繰り返さないために、今後の対応方針を整理します。

たとえば、以下のような項目を検討します。

庁内報告では、復旧できたかどうかだけでなく、再発防止に向けてどのような対策を行うのかまで整理することが大切です。

復旧後に確認すべきこと

データ復旧作業が完了したら、復旧データの中身や納品方法、業者側のデータ削除、障害NASの扱いを確認します。

「復旧成功」と連絡を受けた場合でも、業務上必要なデータが実際に利用できる状態かを確認することが重要です。

必要なデータが復旧されているか

復旧データを受け取ったら、業務上必要なデータが含まれているかを確認します。

確認したい項目は以下です。

復旧データの確認は、情報システム担当だけでなく、必要に応じて実際にデータを使用する部署と連携して行いましょう。

納品媒体・返却方法を確認する

復旧データがどのような方法で納品されるかも確認が必要です。

主な納品方法には、外付けHDD、暗号化媒体、ダウンロード、庁内指定媒体などがあります。

住民情報や行政文書を含む場合は、納品方法の利便性だけでなく、情報漏えい対策の観点でも確認しましょう。

確認したい項目は以下です。

業者側の作業用データが削除されたか

データ復旧では、作業の過程で複製データや一時保存データが作成される場合があります。

住民情報や行政文書を含む場合は、納品後に業者側の作業用データがどのように削除されるかを確認しておきましょう。

確認したい項目は以下です。

業者側のデータ削除については、作業完了報告書や削除証明書で確認できるようにしておくと安心です。

障害NASの扱いを決める

復旧後は、障害が発生したNASを再利用するのか、修理するのか、廃棄するのかを判断する必要があります。

物理障害が発生したNASやHDDをそのまま再利用すると、再度障害が発生する可能性があります。

確認したい項目は以下です。

復旧後のNASを再利用する場合でも、バックアップ体制や監視設定を見直したうえで運用を再開しましょう。

庁内NAS障害の再発防止策

庁内NAS障害は、復旧して終わりではありません。

同じ障害を繰り返さないためには、バックアップ体制、監視体制、初動対応ルール、機器更新計画を見直すことが大切です。

バックアップ体制を見直す

NAS障害後は、まずバックアップ体制を見直しましょう。

バックアップを取得していても、復元できなければ業務継続にはつながりません。取得頻度や保管場所だけでなく、復元テストの有無も確認することが重要です。

確認したい項目は以下です。

特に、住民対応や行政手続きに関わるデータは、いつ時点のデータまで復元できるかを明確にしておくことが重要です。

NASの監視体制を整える

HDD異常や容量不足、RAID劣化を早期に検知できれば、重大な障害になる前に対応できる可能性があります。

NAS運用では、以下のような監視項目を確認しましょう。

エラー通知が設定されていない場合、障害に気づくのが遅れ、複数のHDDに問題が広がってから発覚することがあります。

NASの管理画面や監視ツールを活用し、異常を早期に把握できる体制を整えましょう。

初動対応ルールを文書化する

障害発生時に職員が自己判断で再起動やリビルドを行うと、復旧可能性が下がる場合があります。

そのため、NAS障害時の初動対応ルールを文書化し、関係部署へ共有しておくことが大切です。

文書化しておきたい項目は以下です。

初動ルールを整備しておくことで、障害発生時に担当者が迷わず対応しやすくなります。

老朽化したNASの更新計画を立てる

使用年数が長いNASやサポート終了機器は、障害リスクが高まる可能性があります。

NAS本体だけでなく、内蔵HDD、電源、冷却ファン、RAIDコントローラーなども経年劣化します。

以下のような場合は、機器更新を検討しましょう。

機器更新の際は、NASの入れ替えだけでなく、バックアップ設計、権限設定、監視体制、障害時の復旧手順もあわせて見直すことが重要です。

庁内NAS障害時の対応フロー

庁内NAS障害では、慌てて復旧作業を始めるのではなく、段階的に対応することが重要です。

ここでは、障害発生から復旧、報告、再発防止までの基本的な流れを整理します。

STEP1:障害を確認する

共有フォルダにアクセスできない、管理画面にエラーが表示される、HDDランプが点灯している、異音がするなどの症状を確認します。

利用者からの申告内容だけでなく、NAS本体の状態や管理画面のエラーも確認しましょう。

STEP2:利用を停止する

障害が発生しているNASへのアクセスや書き込みを止めます。

複数部署で利用しているNASの場合は、関係部署へ一時利用停止を連絡し、共有フォルダへの書き込みを避けるよう周知します。

STEP3:状況を記録する

エラー内容、ランプ状態、障害発生日時、直前の操作、影響部署、アクセスできないフォルダなどを記録します。

管理画面のエラーやランプ状態は、写真やスクリーンショットで残しておくと相談時に役立ちます。

STEP4:バックアップを確認する

最新バックアップの有無と復元可否を確認します。

ただし、障害が発生しているNASへの書き込みや復旧ソフトの実行は避け、バックアップ先や別環境で確認できる範囲を確認しましょう。

STEP5:復旧業者へ相談する

NAS・RAID復旧に対応し、必要に応じてオンサイト対応や報告書発行に対応できる業者へ相談します。

住民情報や行政文書が含まれる場合は、情報セキュリティ体制、NDA、データ削除証明書、再委託の有無も確認しましょう。

STEP6:初期診断・見積を確認する

初期診断結果、障害内容、復旧見込み、費用、納期、復旧不可時の費用条件を確認します。

庁内承認や稟議が必要な場合は、見積書や初期診断報告書を取得しておくと説明しやすくなります。

STEP7:復旧作業を依頼する

庁内承認後、必要に応じて秘密保持契約や委託条件を整理したうえで正式に依頼します。

媒体を外部へ持ち出す場合は、送付方法、管理記録、返却方法も確認しておきましょう。

STEP8:復旧データと報告書を確認する

復旧データを受け取ったら、必要なデータが復旧されているかを確認します。

あわせて、作業報告書、復旧結果報告書、データ削除証明書など、庁内報告や監査に必要な書類を確認しましょう。

STEP9:再発防止策を実施する

復旧後は、バックアップ体制、NAS監視、初動対応ルール、機器更新計画を見直します。

障害の原因や初動対応で課題があった場合は、庁内ルールとして整理し、関係部署へ共有しましょう。

庁内NAS障害時のチェックリスト

庁内NAS障害が発生した際は、以下の項目を確認しながら対応を進めましょう。

確認項目 確認内容
利用停止 職員のアクセス・書き込みを止めたか
エラー記録 ランプ状態、管理画面、エラー表示を記録したか
RAID構成 HDD台数・RAID構成・スロット位置を把握しているか
操作履歴 再起動、HDD交換、リビルドなどの履歴を整理したか
バックアップ 最新バックアップの有無と復元可否を確認したか
個人情報 住民情報・職員情報・行政文書の有無を確認したか
媒体持ち出し 庁外持ち出し可否、オンサイト要否を確認したか
業者選定 NAS・RAID復旧、ISO27001、DRAJ、報告書対応を確認したか
報告書 初期診断報告書・復旧結果報告書を取得できるか
データ削除 業者側の作業用データ削除を確認できるか
再発防止 バックアップ・監視・初動ルールを見直したか

庁内NAS障害時によくある質問

庁内NASにアクセスできない場合、まず何をすべきですか?

まず利用者からのアクセスを止め、エラー表示やランプ状態、障害発生日時、直前の操作を記録しましょう。

再起動やリビルドを繰り返す前に、NAS・RAID復旧に対応した専門業者へ相談することが大切です。

RAID構成のNASはリビルドすれば直りますか?

必ず直るとは限りません。

複数のHDDに障害が出ている場合や、RAID構成情報が崩れている場合、リビルドによって復旧難易度が上がることがあります。

重要データがある場合は、自己判断でリビルドを行う前に専門業者へ相談しましょう。

庁内NASを外部に持ち出せない場合はどうすればよいですか?

オンサイト対応が可能なデータ復旧業者を検討しましょう。

現地で初期診断や一部復旧作業に対応できる場合があります。ただし、重度の物理障害ではラボ対応が必要になる場合もあります。

依頼前に、現地で対応できる作業範囲や、ラボ対応が必要になった場合の媒体取り扱いを確認しておきましょう。

復旧後に庁内報告で必要になる書類はありますか?

初期診断報告書、見積書、作業完了報告書、復旧結果報告書、データ削除証明書などが必要になる場合があります。

監査や内部報告に使う場合は、依頼前に発行可否と記載内容を確認しておきましょう。

NAS障害の再発防止には何が必要ですか?

バックアップの世代管理、定期的な復元テスト、HDDエラー通知、容量監視、UPS導入、初動対応ルールの整備、老朽化機器の更新計画などを見直すことが重要です。

特に、バックアップは取得しているだけでなく、実際に復元できるかを定期的に確認しておくことが大切です。

メーカー修理とデータ復旧はどちらを先に依頼すべきですか?

必要なデータがNAS内に残っている場合は、メーカー修理より先にデータ復旧を検討しましょう。

メーカー修理では、HDD交換や初期化が行われることがあります。その結果、機器は使えるようになっても、保存されていたデータが失われる可能性があります。

必要なデータが残っている可能性がある場合は、修理依頼の前にデータ復旧の可否を確認することが大切です。

まとめ|庁内NAS障害は「復旧・報告・再発防止」まで一連で考える

庁内NASやファイルサーバーの障害では、共有フォルダに保存された行政文書や住民対応データにアクセスできなくなり、庁内業務に大きな影響が出る場合があります。

障害発生時は、再起動やリビルドを急ぐのではなく、まず利用停止、状況記録、バックアップ確認を行い、NAS・RAID復旧に対応した専門業者へ相談することが大切です。

また、自治体では復旧作業後の庁内報告や監査対応も重要になります。作業報告書、復旧結果報告書、データ削除証明書などを確認し、復旧後はバックアップ体制や監視体制、初動対応ルールを見直しましょう。

庁内NAS障害時に確認したい主な項目は以下です。

庁内NAS障害は、単にデータを取り戻すだけでなく、業務継続と情報管理の観点から、復旧・報告・再発防止まで一連の流れで対応することが重要です。

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